其の五 台北から猫空に行く

台北の老朋友(古い友人)と何かの拍子に猫空に行こうということになっての
どうせ行くんなら 爺はいつも車なのでロープ―ウェイちゅうもんに一度は乗ってみたいんじゃと正直に答えたら 爺は指南宮という お寺には行ったことはあるのかと聞かれたので まだ無いんじゃと答えると それはちょうど良い せっかくロープ―ウェイで行くんなら 途中駅なので指南宮で下車してお参りしてから 猫空に行こう ということになったんじゃ

暑い日での 8月じゃから当たり前なんじゃが だから日中は避けて午後3時くらいに出発したのかの
動物園駅まで地下鉄で行って そこから歩いてロープ―ウェイに乗り換えじゃ
なんだか幼稚園児に戻ったようで妙にワクワクするの

今日は平日の午後だからかの 週末はごった返しているという乗り場もガラガラでの 待つこともなく直ぐに乗れたんじゃよ
でもその理由は直ぐにわかったの 景色は素晴らしいんじゃが 何しろ車内が暑いんじゃよ
エアコン設置を勝手に想像していた爺たちが甘かったの 外気は天井に寄りに空いている幅10cm程の窓からしか入らないんじゃよ また結構距離もしっかりあっての だから時間もそれなりにかかるんじゃよ 指南宮駅に到着した時はみな汗びっしょりでの  真夏の昼間はロープ―ウェイは避けた方が確かに良いかもの

指南宮は19世紀の後半に建立された台湾道教の総本山なんじゃが 面白いのは孔子を祀る「大成殿」 仏像が安置されている「大雄寶殿」もあっての いわゆる三教同尊と言われているものなんじゃ
どの社も実に立派よく手入れもされておっての 台北市内を一望出来る景色もなかなかでの お茶にも通じる台湾独自の世界観があるので お時間許せば一度訪れてみてはいかがかの

あそうじゃそうじゃ 八仙の一人 呂洞賓 が祀られている「純陽寶殿」には カップルさんは行くなという噂があるんじゃよ 焼きもちをやかれて別れさせられてしまうんじゃと

小一時間ほど指南宮を散策をして 再びロープ―ウェイに乗って猫空に到着したんじゃ
老朋友の行きつけの店は 「邀月茶坊」という有名店で駅から30分ほど歩くんじゃが 台北の暑さが信じられないすごし易さでの 猫空駅は海抜 299.3M 緑に囲まれて涼しいんじゃの

この地区は木柵鉄観音茶の産地での 鉄観音は中国大陸の安渓から渡って来たんじゃが 今は製法が別れて風味が違っての 本家の安渓鉄観音が青臭さを新鮮さと好む消費者に合わせて どんどん低発酵軽焙煎になっていったのに対して
木柵鉄観音は昔ながらの伝統を守った 高発酵重焙煎 での 観音韻と言われる焙煎香と柑橘系の香りの具合が絶妙何じゃよ 爺はもちろん古い人間じゃから木柵鉄観音派での じゃから猫空に来たときはこの鉄観音茶が楽しみなんじゃ

「邎月茶坊」は24時間営業の自然の中にある茶館での 茶水代(入店時間によって異なる 9時から18時は70元 18時から24時は90元 24時から朝9時は120元)と茶葉代(炭焼鉄観音40g330元 木柵正㤚鉄観音40g330元等)菓子代(50元~)を購入したらセットをカウンターで渡され 後は好きなテーブルで 好きなように時間を過ごすという 実に気楽なシステムでの 茶葉料理等の食事類も豊富なんで台湾のお客さんは半日は過ごしていくんじゃと
しばらくおったら真夏の快晴なのに ちょっと肌寒くなってきての
猫空に行くときは羽織るものを持っていかれたら良いの

猫空には台北市内が一望できる箇所もいくつかあっての その夜景が素晴らしいんじゃ
また木柵鉄観音の研究所もあるので 興味のある方はのぞいてみてください
いろいろな楽しみ方のある 猫空 台北から気楽に行けるお茶リゾートじゃの

このページの先頭へ