旧 其の拾六 風水との出会い

先日(2006.09.24)テレビ東京のソロモン流とかいう番組で古くからの友人・風水設計家の直居由美里先生が登場しての。先生のその代表作として千年茶館が紹介されたもんじゃから、まあ反響がすごかったわ。

直居先生との出会いは、もう20年も前になるかの。
ある方の紹介で住まいの全面リフォームを先生にお願いしたんじゃよ。
実はの、爺は直居先生が風水を取り入れた設計家とは全然知らんでお頼みしたんじゃ。
先生もそんなこと一言もおっしゃらんしの。

それからの2・3年たって先生にお会いした時に運気の話になっての。
爺の強運の話をするとの、先生がそれは私のせいだと、おっしゃるんじゃよ。
ちゃんと爺の家族に運が向いてくるように、生まれ年に合わせた設計といくつかの業(わざ)を取り入れてあるんじゃと一つ一つ熱心に説明されてな、面白いお方じゃよな。

まあ、そういえば確かにちょっと不思議な色使いや欄間の形もあったかの。

それ以来直居先生と本当の意味でのお付き合いが始まっての、風水や四柱推命のお話もたびたび伺うんじゃが、爺はいい加減じゃろ、ニコニコ笑いながら黙って聞いているだけでの、実は先生にすべてお任せなんじゃよ。

昼下がりの茶館この茶館をお願いするときも台湾までご一緒して、茶館巡りをしたんじゃよ。
まあ良いと言われれば気持ち良いしの、悪いことは出来るだけ避ける、それが一番じゃよな。

茶館を開きたいとお話しをしたときも直居先生は大いに喜んでくれての、先ず中国茶というものが最高なんじゃとおっしゃるんじゃ。

中国茶は中国の長い歴史の中で育まれた、幸運の万能薬なんじゃそうでな、何故なら風水の構成要素である「木火土金水」のすべてが含まれておるからなんじゃと。

木・・・その年に成長した新芽を利用して作られること

火・・・収穫後に火である熱を加えて焙煎して製品にすること

土・・・お茶の水は肥沃な大地で育てられていること

金・・・お茶の葉は陽(金)にあたって育つということ

水・・・人体に入る際に水となって飲するということ

(直居先生の著書 「天から降りそそぐ100万個の幸運」より)

爺の好きな言葉は 「お茶の逸品は心を洗う」 なんじゃ。
そしてそれを実際に体験出来る、そんな場所を爺の社会への恩返しとして提供したかったんじゃよ。
先生にも茶館の設計をお頼みするときに千年茶館の真の目的である「中国茶を通して日本と中国の理解を深める」を何度もお話ししたんじゃよ。

風水好天地として先生にご紹介され、いろいろなお客様がいらっしゃるのは本当にありがたいことなんじゃが、風水のために茶館を訪れるのではなく、ゆったりとお茶の逸品を飲み、心が磨かれ、その結果として自然と運気も向上する、そんなお気持ちで是非茶館にいらしていただければと願っておるんじゃ。

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